置いてけぼり日記

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「人がひと息で読めるのは200字」という時代
http://www.enpitu.ne.jp/usr6/bin/day?id=60769&pg=20070822

200文字というものがストーリーベースにも当てはまるのかと言われるとそうじゃないだろうが、何かしらの説明なりノウハウを200文字で書きなさいというのは、筋道立てて理由を詳しく明記するのは諦めなさいと言っているようなもの。こうなると、いわばビジネス文章や始末書、黒板の写しと同じレベル。内容にもよるだろうけど、「言葉遊び」にもなりませんぜといった感じだ。この文章でさえ、200字だとここで終わりである。
(↑200文字きっかり)

ケータイ小説が300文字で1話をまとめている昨今からすると、小難しい文章なら200文字でというのは、言い替えるなら「誰でも200文字くらいだったら書けるでしょ」ということなのだろう。
面白くもない話題ならそれくらいでまとめてくれてもいいのだけど、読むだけで気持ちの良くなるような……言うなれば、最後まで読みたくなっちゃう「快文(←勝手に作った造語なので調べないように)」っていうのかな、そういうものが書ける人には果てしなく書いて欲しいと思うのだけどどうだろうか。

などと言っていいながら、こちら側ではこういう話もある。
http://notazsite.hp.infoseek.co.jp/main/soft/size.html
「涼宮ハルヒの憂鬱は0.35MB」はそもそもの前提が間違っているので、現実的には0.25〜0.3MB辺りで捉えてほしいのだけれど、ゲームシナリオは以前より大きいというか、それなりの順序でもって語っていくことが技術的に可能になったからという意味合いの方が強いと思う。
正直、長いものが求められているかどうかなんて誰も知らんしねぇ。
「これだったら、これくらい」と、何かしらの価値感でもって基準を見出す人はたくさんいるけども……。

実際問題、「(A)ひとつの事件は小さいけど事件数が多いもの」「(B)事件数は少ないがひとつの事件が長いもの」では、結果としてできあがるボリュームは同じでもBの方が大作のように感じられるのである。
でもAが悪いかというとそうでもなく、「踊る大捜査線 THE MOVIE」なんかはそれで成功している面白い例だったりする(構成が絶妙だったからなんだけど)。
「吉本新喜劇」はAとBのハイブリッドだろう。ストーリーはBだけど、キャラネタを細かく入れる(A要素)ことで1時間を退屈させないようにしている。ゲームだと「Kanon」がそれに近い(さすが関西系(笑))。
ようは「鉄百貫綿百貫」。
そうして上記URLの比較表を見ていると、ある系統のゲームが「綿百貫」のごとく思ったより大きいのが分かるかも……。

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