置いてけぼり日記

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ゲーム好きなのにゲームができないっていうのは、結構悔しいものだ。
映像や音楽だったら、他のメディアだの他の仕事だのに自分のリソースが分けられるけど、ゲームって目と耳と手とほとんどのリソースを独占するから他のことができなくなる。
だもんだから、生活スタイルはマルチタスクじゃなくて、フォークによる排他管理で生活しないとゲームなんてできねえ。
自作ハードで環境をそろえて、本気でやりたいと思えば料金なんて気にしなくなるけど、本当はやりたいんだけど時間があらせんからどーしても無理。
昔ながらのスタンドアロンRPGやADVに行ってしまうのは、他人から時間の干渉を受けずに自分のペースで遊べるから。
昔、PC98版の「ソーサリアン」だけシナリオ実行中の途中セーブが可能になっていたけど、結果としてソーサリアンというシステムを破綻させることになろうとも必要な機能だったのが今になってよく分かる。
「パペットプリンセス」を手がける前、参考ゲームとして「パンドラの夢」をひと通りプレイすることになりメディアをいただいてきたのだけど、仕事とはいえ間を空けずにゲームが遊べるのが至福で仕方なかった。日々ADV1本攻略するのに2〜3ヶ月かかるのは当たり前だったりするので、自宅での全リソースがゲームプレイに絞れたのはある意味すげーことなのだ。
「無頼寿のじいさん、死ぬまでゲームオタクだったよね」と、死んでからもご近所さんにバカにされるのも悪くない気がした。

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