置いてけぼり日記

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メイド・イン・ジャパンの夢断たれる。ううっ、がっかり。
中止した理由はいくらでも思い浮かぶが、それらを克服したからこそ他の国では人が地球を離脱できているわけで。
実際に宇宙にいけるまで450億円をはるかに凌駕する金が動くし、それを有人にするとなると飛ベるロケットにかかった費用の更に10倍以上の金が必要になるそうだ。人間を安全に飛ばして戻ってこれるようにするには、それだけの費用を投じないとできないらしい。片道切符な有人ロケットなら、10倍の投資をせんでもいいだろうけどね。
ライブドアの偉い人が宇宙旅行を実現させるって前に発表していたけど、投資を直接利益に変換できる(またはできると信じている)人間でないと、この日本という国ではでっかい夢を現実にすることはできないのかもしれないね……。
宇宙開発は、1957年10月4日にソビエトのスプートニク1号が飛んでから現代まで、そしてこれから先もずっとずっと、バカがバカ高いムダ金を投資してバカをするバカ事業なんだから。
でも、バカをやり遂げれば、そのバカは世界に誇れるヒーローになれるのだ。

──何となく。
オリンピックで日本人が金メダルを取れなくなったら、日本人はオリンピックに興味を持たなくなり、出場選手に向かって「なにムダなことしてんの?」って唾を吐くのだろうか(実際、取れなかった選手に対してのマスコミの扱いはそんなものだが)。
そんなことを、中止になったプロジェクトを見てふと思った。

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