置いてけぼり日記

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ロシアがまだソビエト連邦という名前だった冷戦時代を舞台に、戦争にならないようにお互いのバランスを保ちつつ国力を増大していくという政治シミュレーション「バランス・オブ・パワー」があったりしたもので。
んで、実は日本も「ゴルビーのパイプライン大作戦(の〜みそコネコネのメーカーから出てた)」という危なっかしい名前のアクションパズルゲームが出たりしている。こちらは、単に名前のインパクトでそうしただけっぽいが。
──どちらも、市販ソフトである。
これが武器同士の戦いをテーマにした戦略シミュレーションとなれば、そりゃあもう数限りなく出たものだけども、しかし、それらはあくまで仮想の、政治というより遊び、妄想、夢、オタク心、そんな意思の元で出てきたものがほとんどで……ごにょごにょ。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0508/26/news068.html

「Anti-Japan War Online」だそうな(汗)
わ〜い、ゲームに題材にされちゃってますよ自分タチィ〜なわけですけど、シャレの中でやっているうちはいいんだけど、このテーマに対して赤ん坊の柔肌のごとく反日感情トカナントカにすごく敏感な人たちの監修により開発されているって部分はどうなんだろうって気が。日本側も使用できるのであれば、まだシャレの範囲で済むはずなのだが。
実際、前述した「バランス・オブ・パワー」はアメリカで開発されたゲームなのだが、ソビエトの書記長となってアメリカを出し抜くというプレイが可能なのである。

しかし、いいものもある。
プレイ時間を3時間とし、時間をオーバーするとキャラクターの能力やアイテム獲得能力を失う──これそのものは面白いと思う。「1日3回、食事をしないと体力を失う」「寝ないと能力が落ち体力を失う」なんてシステムは、数年前のPCゲームでは結構見られたシステムである。制限を設定することは政府の方針だとしてもだ、それをゲームの世界観の中でうまく取り込めれば、別に嫌味の無いものになるだろうから。
ようはF-1のレギュレーション、エロゲの年齢規制と同じなのだ。
制限された幾つかの条件の中で、それを不満とし客から代弁させるものよりも、むしろ一緒になってレギュレーションを楽しんじゃえばいいのだ。

反日感情をどのように表現するかは分からないが、そこに作り手のセンスが光るものであれば、敵国となる本人たちも楽しんでプレイできるよなって思うわけである。

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