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◆ 置いてけぼり日記 ◆
■ 2007/4/21 : 太陽を見直す映画「サンシャイン2057」
「帰ってきた時効警察」面白過ぎ。
毎話最低2回は見ないと気が済まない自分がいる……。
しかもリモコン片手に、背景カットにはっとさせられるたび一時停止したりして。
それはそうと、今年に入って初めて劇場に行ってきた。見てきたのは「サンシャイン2057」。「2057」に蛇足を感じるのは自分だけだろうか。原題と同じく「サンシャイン」で十分格好いいと思うんだけど。
ヒットはしないけど、好きな人は好きだろうなぁって映画だった。
真田広之演ずるカネダが死ぬちょい後くらいまでは、「2001年宇宙の旅」スキーにはたまらねぇぜと思ってみたり。
普通にじゃかじゃかフライパンかき回して調理を行い、欧米人はフォーク、アジア人は箸で食事しているという生活感は、「カウボーイビバップ」のビバップ号での生活を思わせる。
近未来にも関わらず、現代に通じるギミックにあふれてるのがいい感じ。
そういう中で英雄的活躍をする映画かなと思えば、実はそうじゃなかった (゚Д゚)!!
とある理由で、漂流していたイカロス1号とドッキングするんだけど、ここからいきなり話の流れが一変するわけなんだけど……。
予告編でも少し出ているからピンと来る人もいるだろうけど、ホラーというかサスペンスというか、予告を見ないまま「ディープインパクト」や「CORE」を期待していた人は絶対呆気に取られるだろう展開に変わっていくのだ。
しかもいまいち「あれ」の目的がはっきりしないまま、怒濤のクライマックスを迎えてさらっと終わってしまう。何が何でもハッピーエンドになるハリウッド映画じゃないので、結末が読めないまま最後までどきどきしながら見れるんだけど、見終わった後はどうもすかっとした気分になれない。
でもね、映像がとにかくいいんだよなぁ、音響効果がぞくぞくするほどいいんだよなぁ。船全体から金属がきしむ音が聞こえるシーンとか圧倒的な威圧感あったし、太陽光が差した直後嵐のような轟音それとほとんど白に近い光で満たされたときは、太陽というものに神々しさすら感じたものだ。
パンフレットを見てから知ったのだけど、この映画は「28日後...」のスタッフが作ったんだそうだ。それを知って妙に納得した。
「28日後...」もなんかぱっとしない終わり方だったけど、途中は何が起こるか分からなくて結構どきどきしたもんなぁ。もっとも、こちらはクレジットで流れる映像が本編よりも怖くてすげー良くできてるんだけど。
真田広之はいい演技してたよ。役に恵まれたというのもあるけど、かなり存在感あったし、見た人の心に残る登場人物になれたと思うし。
ただし本編入る前に死んじゃうので、「真田の勇姿を見に行くのだぁ!」という目的で見ようとしてはいけません (´・ω・`)
関連タグ: 映画 SF
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